Day 2
Lean In Asia ローンチ当日
9時に会場でしたが、マレーシア時間の9時ということで、実際は10時から始まりました。
とても素敵な赤とピンクをモチーフにした会場は、500人が入れる座席となっており、満席でした。
最初はSherylからのアジアに向けた動画メッセージから始まりました。
(当日のLean In Asia発足の様子は、現地の新聞にも取り上げられました!)
そして、Lean In Asiaローンチイベントが実施され、各講演に入って行きました。
一人目の登壇者はUNWomenのネパール代表のWenny Kusuma氏。
「社会的通念を変えるためには、個人個人の考え方を変えていく必要がある。」
その後は、どうやったら会社の中で女性が活躍できるのかを話し合うパネルディスカッションでした。
マレーシア、中国、シンガポール、パキスタンの各国から会社でパートナーレベルを務めている女性リーダーが集まり、話をしました。
とても面白かったのは、Remark Groupでマネージングディレクターを務めるNa Jia氏の言葉。
「本当の変化は、制度のようなアファーマティブアクション(Affirmative Action)で起こるものではなく、個人一人一人が男女平等を心から信じて、個人個人から動きが出ることで起きるものです」
どの女性リーダーも、個人個人の意識を変えていくことが大切、と語っていることが、Lean Inの大切さを象徴しているのではないでしょうか。
そしてTEDスタイルのスピーカーの1番最初の登壇者として、日本からの佐藤玖美さんが登壇しました。
佐藤さんからの一言は、「Stay in the Game」。
一度ブレーキを踏んでしまうと、またアクセルを踏み始めるのがとても大変だそうです。
だからこそ、アクセルを踏み続けなくても、ブレーキだけは踏まずに、ゲームに残っておこうという一言です。
二人目は、デジタルマーケティング会社をマレーシアで起業したAiza Ahmad氏。
キーワードは「Move on」。いろいろ環境が合わない時に辞めることは、Quitしているのではなく、次に進んだと考えよう、と話しました。
アジア人女性として非常に珍しく米国の空軍に所属しており、今はタイの大学で教授として活躍しているPearl Phaovisaid氏。
空軍での経験をもとに話してくださったのは、「自分にあった仕事、職務をする」ということでした。
そのために「無理をしないこと」、「自分に正直であること」を伝えてくれました。
そして男性だけのパネルディスカッション!
女性の活躍に対して、男性からの視点で話を聞けるのはとても興味深かったです。ビジネスの観点からは、女性を戦力として活用しないことは「時代遅れ」であり、取り残されてしまうという発言もありました。
銀行のCEOがこのような発言をしてくれるのは、とても素敵なことですね。
最後のスピーカーはパキスタンでFoundationを立ち上げたSadaffe Abid氏。
どうやって私たちが個人レベルで変化を起こせるのか、という問題に対して、彼女の経験から3つのレッスンがありました。
1. Take a long view for your career: キャリアは短距離ではなく、マラソンです。だから長い目で考えよう
2. Dont wait for your title:タイトル(ポジション)を待つのではなく、そのタイトルが欲しいのであれば、そのタイトルにいるように振舞おう
3. Have those courageous conversation: もっと男女平等について、いろんな人と勇気を持って話そう
とっても素敵なスピーカーの方々で、タメになるお話しばかりでした。
全ての動画は、Facebookのクローズドページで更新されます。(英語)
動画をお聞きしたい方はぜひ下記よりご登録ください。
https://www.facebook.com/groups/100782623706866/
我々Lean In Tokyoも国際女性デーに合わせて、3月5日に大きなイベントを開催します!
スピーカー陣もとても素敵な方々がいらっしゃり、告知は年開け1月にスタートしますので、予定をぜひ開けておいてください!
(Co-founder 鈴木伶奈)