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10年後のキャリアも描きたい女性のためのキャリア&ライフデザインの方法 イベントレポート

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10年後のキャリアも描きたい女性のためのキャリア&ライフデザインの方法 イベントレポート


12月 Professional Woman ゲストスピーカーイベント

アクセンチュア株式会社

植野蘭子氏、尾崎晴佳氏、Michie Rushlander氏

今月のLean In Tokyoのゲストスピーカーイベントは、12月17日、赤坂にあるアクセンチュア株式会社で開催。今回は、アクセンチュアで働く3名のワーキングマザーに登壇いただき、「女性のためのキャリア&ライフデザインの方法」についてお話を伺った。


登壇者プロフィール

植野蘭子さん:

大学卒業後、大手自動車メーカーで人事関連の仕事をする。結婚後、夫の海外赴任を機に退職し、1年間家庭に専念した後、2006年にアクセンチュア 通信・ハイテク本部(当時)に中途入社し、その後組織改編の際に戦略コンサルティング本部へ異動。これまで主に製造業における人材組織改革や営業改革、M&A関連のプロジェクトなどを担当した。出産と育休復帰後は、Corporate Citizenship活動(社会貢献活動)のプロジェクトへ参加し、また時短勤務制度などを活用して家庭と仕事の両立をしてきた。最近ではようやく出産前と同様の働き方ができるようになってきたと感じている。4歳と6歳の子供がいる。

尾崎晴佳さん:

2008年にアクセンチュアに新卒入社された尾崎さん。大学時代は国際開発学を学び、当初は途上国の開発支援に携わりたいと考えていたが、入社後にサプライチェーン部門に配属されたことで、日本のものづくりに興味を持ち始めた。今年10月から1年半の育休を終えた、復帰直後の今の率直な声を聞かせてくれた。

Michie Rushlanderさん:

2008年に留学生として来日。日本の大学を卒業した後は、貿易会社の国際営業を4年にわたって担当。新たなことに挑戦したいという思いから、昨年9月にアクセンチュア マネジメントコンサルティングの通信・メディア・ハイテク本部に中途入社し、デジタルマーケティングに特化したプロジェクトに関わっている。休みの日は主に1歳半と3歳の子供と一緒に過ごしていますが、月に一度は自分の時間を確保すること心がけている。

 

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女性であることが、仕事や社内のコミュニケーション、キャリアアップに影響があったか?

植野さん

アクセンチュアでは感じたことはないですね。全体的に自由なカルチャーで、また性差なくパフォーマンスで評価を受けるからでしょうか。ただ、女性ならではの子育ての壁や、仕事と育児の両立などの難しさは感じることはありました。

Michieさん

アクセンチュアでは、子供の事情での突然の欠勤なども快く受け入れてくれる上司がいます。アクセンチュアは男性だから、女性だから、という理由で判断するのではなく、いかに最大限に貢献できるかどうかが問われていると感じています。

尾崎さん

女性であることが悪く影響したことはありません。むしろ、クライアントとは女性の方が打ち解けやすいメリットがあると感じています。出産後は、社内あるいは社会からのワーキングマザーに対する期待を感じ、いい意味でその期待を受けとめています。

結婚時に不安はあったのか、どのように乗り越えたのか?

植野さん

夫の海外赴任時の1年間、自分のキャリアについて、いろいろなことを考えました。その結果、女性は男性に比べてプライベートな事情(パートナーの都合や家庭の都合など)による影響を受けやすく、また年齢が進むにつれ再就職が難しくなると感じました。今後もまたこうしてプライベートな事情によりキャリアチェンジを余儀なくされることがありうると考え、再就職の際は短期間に集中的に能力を高められる環境に身を置くことを目的として、アクセンチュアに入社を決めました。入社から10年が経過した今は、再び夫の海外赴任が決まって一時的に仕事を辞めなくてはならなくなったとしても、また仕事に戻れると感じています。

Michieさん

家事・育児・仕事をする日々を送ると、夫とのコミュニケーションが薄れることに不安を感じることもありました。次第に気づいたことは、夫を始め周囲の人に、自分の状況(例えば今週は忙しいので残業が多い、など)を理解してもらうことが大切で、そのためにもコミュニケーションを欠かさないように努めています。

尾崎さん

夫には結婚前から自分が働き続ける意志があることを伝えていました。結婚後、このままコンサルタントとして働き、育児などの家庭と両立ができるかどうか悩んだ時期がありました。その時、女性先輩社員から “今頑張れば、それだけ認めてくれる人も実績もつく。そうすれば周りの人からサポートしてもらえる土壌ができるから、新たな環境を作るよりもいいんじゃない?”というアドバイスを受けました。先のことを考えてもわからないため、自分ですでに備わった経験・実績・人脈を持った上で、その次のステージに進む方が有利になると思い、アクセンチュアでキャリアを築き続けていくことを決めました。

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妊娠・出産・育児を理由にキャリアをセーブしなければならないタイミングはあったか?

尾崎さん

今は時短勤務制度を利用して働いていますが、仕事に注げる時間が限られてくるので、出産前と同じように働くことができずもどかしく思う時があります。また、育休時に比べ子供との時間を過ごせないもどかしさを抱えています。今は仕事と育児の良いバランスを探しています。本当は、家庭を優先して働きたいと考えていたので、できれば保育園へも預けたくないと思っていました。しかし、保育園で楽しそうに過ごす息子を見て、息子にとって保育園は必要な場所・時間なんだと思えるようになり、同時に、私自身にとっても仕事は社会的な場所を持つという意味で必要であると感じています。

Michieさん

時々、息子の寂しそうな言葉を聞くと仕事の仕方を考えることもありますが、私自身にとっては、“自分の成長”が元気の源で、仕事がなければ元気になれないと感じています。できるだけ早めに帰って家で仕事するようにしていますし、在宅勤務制度も利用しています。また、アクセンチュア全体が電話会議を積極的に行っているため、そういった点からも家で仕事がしやすい環境です。

植野さん

2人目の育休から復帰した時は保活に失敗し、希望する保育園に入ることができませんでした。その時、キャリアセーブを余儀無くされ、Corporate Citizenship活動(社会貢献活動)にフルコミットすることを選びました。実際に参加してみると復帰当初の想定とは打って変わって、それまで以上にキャリアの幅が広がる経験となったと感じています。私のこういったキャリアの築き方は“ハプンドスタンス型”で、言葉通り、その時々の与えられた状況やそこからの出会いを活かしキャリアを広げてきました。(対照的に用いられる言葉として“キャリアアンカー型”がある。これは、自分の長期的目標を定め、その目標に向かってキャリアを積んでいくという捉え方である。)一方で、再びクライアント向けのプロジェクトに戻った際は、以前のようなスピード感で仕事をこなすことができない苦い経験をしました。一時的にキャリアをセーブすることが必要な時期もありますが、自分のキャリアを長期的に見据えた時、逃してはいけない経験やスキル(続ける必要のあること)を見極める必要性を実感しました。

今後のキャリアの方向性・目指す姿を悩んだことは?

植野さん

2人目の妊娠発覚時は、1人目の育休復帰1年にも満たない時期で、両立にも自信が無かったので、退職を考えたこともありました。周囲の多くが理解してくれましたが、ある上司が辞めるなんて残念だ、辞めて欲しくないと言ってくれました。そもそも仕事を続けることを諦めかけた理由は、自分自身が貢献できているかどうかの不安の表れであったことにこの時気づかされました。実際に必要とされていることを伝えてもらえたことで、仕事を続ける意志が固まり、退職を踏み止まりました。それまで私は“やりたいこと”をベースにキャリアを考えていましたが、 “人から必要とされる仕事”という軸を持つようになり、自分では気づいていないけど人から必要とされるような得意な仕事をする、という視点が増えたと思います。

明日から使えるLean In Tips

植野さん

シェリルも書籍の中で語っていたが、苦手な場面でも真ん中に出ていくことをあえてするということ。

Michieさん

とにかく、笑うこと

尾崎さん

何か中途半端じゃないことを持てるといいですね。私は毎朝家族三人で朝食をとるようにしています。

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