フェミニストな父親

フェミニストな父親

Lean In Tips

  今回は、Lean In の英語のウェブサイトに掲載された、“How to Be a Feminist Dad”という記事をご紹介します。
 
フェミニストな父親
フェミニストな父親は、より幸せで、より健康で、より出来の良い子供を育てます。男の子も女の子も平等に育てられた時、彼らは恩恵を受けます。同様に重要なことですが、後の世代に平等な子育てを伝えていける父親になりましょう。父親の子育てへの関わりが従来の親の役割以上となったとき、子どもたちは健やかに育つのです。あなたが子育てに参加するとき、息子たちも娘たちも彼ら自身に対するより多くの可能性を見出すのです。

1 Be an Active Father / 活動的な父親になること
 
シチュエーション
 父親が子供と過ごすことは、子供達の人生に大きな影響を与えます。子育てに参加する父親を持つ子供達には、高い自尊心、より優れた認知的・社会的能力、少ない問題行動、そして学業での高い成果が見られます。これは、どの収入レベルでも、そして子育てに携わる母親の状態に関係なく言えることです。父親が子供たちの生活に関わる時、娘たちはより高い自尊心を持ち、新しいことへの挑戦により意欲的になり、息子たちはストレスにうまく対処するためのより良い準備ができ、喧嘩をしない傾向があります。何よりも、父親を身近な存在だと感じるティーンほどより健康で、より幸せな結婚をするのです。
解決策
 活発で、育児に関わる父親になってください。宿題を手伝ったり、一緒に本を読んだり、子供たちと日々の経験や目標について話してください。完璧である必要はありません。積極的に参加すればよいのです。
 
★知っていましたか?
“子育てに参加する父親は忍耐力があり、親身になることができ、柔軟性があり、そして仕事へのより大きな満足感を味わうことができるのです。父親の育児はまた、より低い血圧、心臓血管系の病気へのかかりにくさ、そして長生きにも繋がるのです。”
 

 
2 Close the Wage Gap at Home / 家庭での賃金格差を縮める
 
シチュエーション
 賃金格差はあなたが思うよりも早くから生じているのです。親は、女の子が一般的に行うお手伝い(食事のテーブルの準備をする)よりも男の子が一般的に行うお手伝い(ゴミ出し)により高い価値を置くことが多いです。結果的に、男の子たちは家事に少ない時間を費やしますが、女の子たちよりも多く稼ぎます。
解決策
 子供達に平等なお手伝いと平等なお小遣いを与えてください。もしあなたの息子や娘が、食卓テーブルの準備やゴミ出しを交代しているなら、彼らは、女性と男性は平等に働くことができる、あるいは働くべきであるということを知りながら大人になります。同じぐらい重要なことではありますが、あなたの子供達に家事を平等に分担するということがどういうことなのかを見せてください。両親がお皿洗いや洗濯を分担しているのを目にすることで、子供達のジェンダー観に関わる態度やキャリアへの願望が形作られるのです。
 
★知っていましたか?
“家事を手伝う父親は、より幅広いキャリア・オプションを持ると信じる娘を育てる傾向があります。”
 

3  Challenge Gender Stereotypes / ジェンダー・ステレオタイプを疑う
シチュエーション
 子供の自分自身や他者への考えは、彼らを取り巻く世界の影響を受けて形成されます。そして、女の子はよく間違ったメッセージを受け取ります。男の子たちのおもちゃが競争や空間的な技能に焦点を当てているのに対して、伝統的な女の子たちのおもちゃは、容姿や誰かの世話をする役割に重点を置いています。子供達の本は、女性ヒロインの2倍の男性ヒーローを主役にしています。
解決策
 あなたの子供達が、様々なおもちゃで遊んでいることを確認してください、そうすれば、子供達は幅広い認知的、社会的なスキルを身につけることができます。あなたの子供達が読むものや観るものに気を配り、そうしたメディアが送る女性や男性についてのメッセージについて率直に話し合ってください。
 
★知っていましたか?
“2017年に最も人気の100のアメリカ映画について言うと、女性は言葉を話す全てのキャラクラーのうち34%で。それは登場人物のうちたった24パーセントだった。”

4. Help Your Daughter Lead / あなたの娘がリーダーシップをとることを手伝ってあげましょう
 
シチュエーション
  女の子たちはよくリーダーになることを思いとどまらされます。中学校ごろから、親たちは女の子よりも男の子のためのリーダーシップに高い価値を置きます。女の子たちが大きな声で話したりリーダーシップをとる時、そして彼女たちがクラスで発言をあまり求められなかったり男の子たちよりも話を遮られるとき、彼女たちが「威張りたがり」や「知ったかぶり」というレッテルを貼られるのです。これらが女の子たちに影響を与えるのです。小学校から高校の間、自分に自信があると回答する女の子の数は25パーセント減少します。5年生までに、3人に1人の女の子はリーダーになることを恐れ、この傾向は大人になっても変わらないのです。
解決策
 あなたの娘さんたちがリーダーシップをとる努力を褒めてあげてください。ゴールを設定したり、それを小さな、達成しやすいステップに分けることを手伝ってあげてください。彼女がコンフォート・ゾーンの外へ出て自信を持つよう励ましてあげてください。彼女がサッカーやピアノを練習するように、レストランで注文したり新しい人にあったときに握手をするといった、ちょっとした自己主張の振る舞いを練習することができるのです。あなたの娘を、他人と協力したり、発言したり、時には失敗し、そして再び挑戦することを学べるような、そのほかの組織の活動に参加させてあげてください。
 
★知っていましたか?
“あなたの娘は「威張りたがり」ではありません。彼女は重役のリーダーシップ・スキルを持っているのです。”
 

5 Don’t Tell your son to “Man Up!” / あなたの息子に「めそめそするな!」と言わない
 
シチュエーション
 あなたの娘にリーダーシップをとることを教えることが大切であるように、あなたの息子にも自分の感情を大切にし他者を気遣うことを教えることも重要です。映画、ビデオゲーム、マンガは男の子たちに、強くて攻撃的で主導権を握り、傷つかない男の子のお話を浴びせ続けます。男の子たちはよく、このような単純化されすぎたキャラクターを競い合います。父親として、あなたは男らしさのもっと完全な定義を作ることができます。
解決策
 あなたの息子に、強さ以上に知性と思いやりを大事にするよう教えてください。彼が彼自身の気持ちを大切にして、他者へ思いやりを持てるようにしてください。「威張りたがり」や「知ったかぶり」という言葉が女の子にとってのダメージになりうるように、「めそめそするな」や「男らしくしなさい」というような言葉を使うことは避けてください。女性を支え、彼女たちが達成することを讃えることで、あなたの息子さんにとっての男女平等をモデル化してください。
 
“★知っていましたか?
平等は平等を生みます。男女がより平等な家庭で育った男の子たちは、大人として男女が平等な家庭を作るより高い傾向があります。”
 
 
 
いかがでしたか?「フェミニストの父親になる」と考えると、とてもハードルが高く感じるかもしれません。
突き詰めると、ジェンダーに関係なく他者を尊重できる人間になれるよう子どもたちと向き合い、彼らと共に考えることが
大切なのでしょう。そのためには、子どもたちが子どもたち自身を大切にできることも欠かせません。
 

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