10月 ゲストスピーカーイベント
ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス株式会社
取締役人事総務本部長 島田氏
「企業で女性が活躍するためのマインドセット」
10月16日(日)、中目黒のユニリーバ・ジャパン本社でゲストスピーカーイベントを開催しました。今回は、ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス株式会社取締役人事総務本部長の島田由香さんをお招きし、「企業で女性が活躍するためのマインドセット」についてお話をいただきました。
当日は、お子様連れの方から学生の方まで、集まった参加者数はなんと60名以上。
質問タイムも、イベント終了時間を大幅に超えてしまうほどの盛況ぶりでした。島田さんには、最後の質問まで真摯にお付き合いいただき、子育てと仕事の両立からリーダーシップまで、多岐にわたったお話をいただきました。その中から、Lean In Tokyoが読者の皆様にお伝えしたい「ポジティブでハッピーにキャリアを積むヒント」を3つ紹介します。
※以下、島田さんのお話より抜粋
①不安を素直に書き出してみよう
誰でも人生において、何かしらの不安をもっているものです。
それは、結婚であったり、育児であったり、独立であったり、人によって不安は様々。
でも、具体的に何が不安なのか言語化できない人も多いと思います。
日常生活は、当たり前ですが不安とモヤモヤの連続。
もし、私がアドバイスできるとしたら、「そういった不安を全部書き出してみては」と言います。
まずは、自分が何に悩んでいるのか、何に恐怖を感じているのか、正直に全部吐き出してみましょう。
そのときに、「私なんてだめだ」や「こんなことで不安になっているなんてダメだ」など思わないこと。
このプロセスが、自分を受け入れる事、つまりは自分を信じる事につながります。
一番やってはいけないことは、自分を否定する事。「私、よくやってるよね」って毎日頑張っている自分を認めてあげましょう。そうすると、不安がどこからくるものなのかわかってくる。それが、わかれば対処法もわかります。
自信とは、誰が何と言おうと自分を信じるということ。自分で自分を信じられない人は、人に影響を与える事はできません。だから、不安を書き出し、受け止め、自分を認めてあげましょう。
②「いつ、何をしているときにハッピーなのか」を常に自分に問いかけよう
自分に日々問いかけてみてください。
「ハッピー」なんて言うと軽い言葉に思えますが、一番大切な事です。
世の中にハッピーじゃなくていいと思っている人なんていません。誰もが、ハッピーな気持ちでいたいし、良いことをしたいと思っています。人は、本来幸せになりたい生き物なのです。
でも、何をしているときにハッピーか知っているか聞かれると、なかなか答えられなかったりする。
自分が日々朝から晩まで時間を過ごすなかで、ハッピーだと感じることにもっと意識を向けましょう。
人はそれぞれ、必ず意味を持って生まれてきています。何かしらの役割をもって生まれてきているのです。人生とはそれに気付く旅。それが見つかったらいろんな点で自分にエネルギーがわくのを感じるはずだし、おもしろいくらいに物事がそこに向かって流れていきます。
世界は、そのようにできているのです。もともと、人間はスピリチュアルな生き物です。
感情や直感を切り離しては生きてはいけない。それは、ビジネスも同じです。
感情を殺して、事実やロジックだけにフォーカスしていたら、人間は感じる力がなくなってしまう。
だからこそ、毎日「これをしてるとき超ハッピー」と感じる訓練をしましょう。
③自分の「本気」を探そう
人生とは、「本気」を見つける旅なんです。
でも、「本気」を見つけるには以下の「3つのき」が欠かせません。
①元気・・・「心も体も元気」元気じゃないと、何もできません。
②刺激・・・「刺激をいっぱい得る」世の中にある刺激をたくさん受けて視野を広げましょう。
③気付き・・・「刺激」を自分の学びに変えましょう。
今日のイベントも「刺激」の一つです。でも、実際はこの「刺激」を「気付き」に変えるのが難しい。興味の矛先を自分に向けて、「自分にとってどういう意味があるんだろう」「何にウキウキしているんだろう」と、その刺激から何を得たのか、しっかりと振り返ることが大切です。
資格をとったり、イベントに行ったりしているけれど、変化がない人は刺激を気付きにつなげられていないからです。「刺激」をもっと自分に結びつけていきましょう。この過程で初めて「本気」が見つかってきます。
最後まで、エネルギッシュに力強く、「自信」、「本気」と「ハッピー」の大切さを語っていただきました。自分の人生は、自分でデザインしていくもの。そのためには、日々自分を深め、自分を知り、自分のミッションに気付くことが大事と学ばせていただきました。
皆様も、島田さんのポジティブ&ハッピーのヒントを、ぜひ今日から実践してみていただけると幸いです。