Lean Inとは
Lean Inとは、一歩踏み出すこと・挑戦することを意味します。
全ては、2013年、Facebook COOであるシェリル・サンドバーグが『LEAN IN (リーン・イン) 』という本を出版したことから始まりました。
彼女は、この本の中で、女性がどのようにしたら野心を忘れずに、自分がやりたいことに挑戦できるのか、キャリアを積んでいけるのかについて書いています。この本で推奨している「女性が野心を持って、挑戦することができる社会」を実現するために、シェリルは本のNext StepとしてLeanIn.Orgを立ち上げました。女性が1人ではなく、コミュニティ・サークルを持ち、お互いが支え合うことによって、社会を変えていくことができると考えたからです。
こうして出来たLeanIn.OrgはCommunity, Circles, Educationという3つの方法で女性をサポートしています。この中のCircleは、世界中で現在184ヵ国に約50,000個。それぞれが自主運営の形式をとり、女性が活躍できる社会を創出するために活動しています。活動は小さなグループでの週次のミーティングや、経験談をシェアしてネットワーキングイベントを実施したりと様々です。
Lean In Tokyoは、このLean In Chapterの一つとして、そして日本で唯一のRegional Leader Chapter (地域代表)として活動しています。
本の紹介
『LEAN IN (リーン・イン) 女性・仕事・リーダーへの意欲』は、女性が野心を持って挑戦することを応援するために書かれた本です。
新規大卒者の50%が女性となってから30年が経過したにもかかわらず、いまだにアメリカの政府や企業のリーダーの大多数は男性です。つまり、社会生活に 大きな影響を与える決定において、女性の声が平等に反映されにくい状況が続いているのです。この問題は、日本ではより顕著です。
なぜ女性リーダーが生まれにくいのでしょう? その原因はどこにあるのでしょう?
この問題は、各国の政策やシステムを変えるだけで起きる変化ではありません。女性が自信を持ったり、主張をしたりすることがSocial Norm (社会的通念)上「良いこと」とはされてこなかった歴史から、我々の考え方の中に、無意識に根付いている考え方を変えていく必要があります。
個人の意識を変えていくために、会社での交渉術、メンターの見つけ方、よいキャリア設計、「すべてを手に入れる」という発想をやめる……など、実際的なノウハウを、自分のキャリアと家庭生活と子育てを振り返りながら伝授している本です。TEDで200万回以上も視聴された動画から生まれた本書は、自分の目標に向かって一歩踏み出し、全力でゴールをめざす女性たちへ、また平等な世界を築きたいと考えている男性たちへ贈る強いメッセージです。