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What Works For Women At Work 「働く女性にとって何が有効か」-Part3

What Works For Women At Work 「働く女性にとって何が有効か」-Part3


働く母であるジョーン・ウィリアムが公開している「What works for Women at Work – 働く女性にとって何が有効か」では、具体的な対処法を教えてくれます。

今回はパート3です!

 

私の名前はジョーン・ウィリアムです。私は教授であり、弁護士であり、母でもあります。今回は、娘と共に実施した、「What Works for Women at Work」に関する研究・調査を紹介します。

この研究は、35年に及ぶ、数百件以上の社会心理学的研究に基づきます。それらの研究や資料を元に、4つのパターンに分解しました。127人の成功している女性にインタビュー調査を実施し、それらのパターンを説明しました。身近なものがあるかどうか尋ねたところ、ある女性は、全てのパターンが該当すると回答し、「私の人生そのものです」と回答する女性もいました。

 

最も強い性差別は、Maternal Wall(母性の壁)と呼ばれるものです。これは母親であることに起因して起こる、非常に強い性差別です。母親かどうかということ以外、まったく同じ内容の2つの履歴書見せた場合、「PTAのメンバー」という単語があるだけで、母親は79%採用されにくくなり、昇進しやすさは半減し、与えられる給与は平均で約110万円低くなります。これは経営コンサルタントの場合です。その上、より高い水準の成果や正確性を求められます。これは非常に強い偏見なのです。

 

Lissette Fernandez (マーケティングディレクター)

39歳で夢だった仕事の面接の機会を得られたのは、とてもラッキーでした。でも、面接の結果を待っている間に、妊娠していることがわかったのです。私は選択を迫られました。面接先に自分が妊娠していることを伝えて、仕事が得られなくなるリスクをとるべきだろうか?私は自分が平等主義だと思っていましたが、この時本当にハッと気づいたことがありました。もし素晴らしい候補者が2人いて、そのうち1人にその後数か月でいなくなると言われたら、時間を投資してやっと一人前になったところで抜けてしまうといわれたら、私ならどうするだろう?そしてこう思う自分がいたのです。「私が雇い主だったら、自分にとって摩擦の少ない方を選択してしまうかもしれないな」と。とても嫌な気持ちになりました。

 

Patterns of Maternal Wall Bias

この偏見は規範的な要素、つまり「こうあるべき」という要素を含んでいます。母親たちが未だに「家で子供と一緒にいるべきだよ」と言われたり、もう少し控えめに「君がどうやったらそんなに長く働けるのかわからないな。僕の妻なら、絶対にそんな風に子供を放っておけないよ」と言われたりするのは驚くべきことです。

 

Motherhood triggers assumptions women should be home

好意的に、つまり良かれと思ってしていることが、差別になっていることもよくあります。「今はタイミングが悪いと思って君の昇進を考えなかったんだ。だって、君には小さい子供がいるだろう。」ここでもメッセージは同じです。それはつまり、いい母親は子供を放っておかないということです。

 

Mothers committed to work are disliked

一方で、疑いなく優秀で仕事にもコミットしている母親は嫌われやすく、より高い成果水準を求められがちだという研究もあります。

 

Affects Non-Mothers

この「母性の壁」は皮肉にも、母親ではない女性にも影響を及ぼします。婚約すること、婚約指輪をはめること、たったそれだけでも偏見の強いトリガーになり得ます。若い女性は、「そのうち子供をつくるだろう」という周囲の思い込みがキャリアの機会を制限しているとしばしば感じます。そしてもう少し年齢が上がり、特に35歳に近づくにつれて、「もうすぐ子供を作るだろう」と皆に見切りをつけられたと感じます。そしてこれは、子供が欲しいと思っていなくても、子供を持つ気が全くなくても、それを明確に意思表示したとしても起こるのです。

 


Strategies for navigating Maternal Wall Bias

「母親の壁」への対応策として重要な第一歩は、自分を見つめなおすことです。子供がいれば、だれもが良い母親でありたいと思うでしょう。自分がどんな規範に縛られているかを考えることが重要です。研究によると、いつも子供のそばにいる母親が、良い母親と考えられています。

そこで、あなたに質問です。そんなことは現実的でしょうか?まったく現実的ではありませんよね。そして、「そんなに完璧ではない母親」になれないのは、完璧さにとりつかれているからなのです。

 

Set an Example

「自分に優しくしなければならない」と子供に教えてあげることは、あなたができる最も重要な教育の一つです。そしてそれは、あなた自身から始めなければいけません。子供たちに見せる必要があるのです。現実的でない規範に自分や子供たちを縛ってしまったら、子供たちにどんなメッセージを与えてしまうでしょうか?

 

Voice your commitment

働き続ける母親は、有能さや仕事のコミットに関連するネガティブな思い込みにぶつかることもあるでしょう。ですから、産休から戻ったら、あなたが依然仕事にコミットしていると発信することがとても重要です。

とても良い方法は、ミーティングをすることです。

「私はとても楽しみにしているんです。これが赤ちゃんの写真です。これが私のキャリアの目標です。これは次の6か月の短期目標で、これが次の2年間の長期目標です。このスケジュールで進めるためには、どうすればよいでしょうか?」

あなたが依然仕事にコミットしていると、強力にアピールすることができます。また、配偶者があなたのキャリアのために転勤可能であれば、そう伝えましょう。あなたが一家の大黒柱であれば、そう伝えましょう。出張が可能ならば、そう伝えましょう。伝えなければ、あなたの望みと逆のことを周囲は仮定してしまうからです。

 

Lissette Fernandez (マーケティングディレクター)

職場で「あの子がいなくなるのも時間の問題だね」と皆が言うのを何度も見てきました。私からのアドバイスは、こんな事に遭遇した時、あなたが飛び込んで偏見をなくさないといけないということです。私もそういった意見を聞く度、そうしようと努力してきました。

 

Small practical adjustments

とてもシンプルで小さな対応策もあります。もし周りで「母親の壁」を感じ、子供のサッカーの試合や小児科に行かなければならない場合は、カレンダーに「オフィス外のミーティング」と書いておきましょう。実際、そうなのですし、オフィス外のミーティングは重要なのですから。そして例えば出張に行く際は、メールの自動対応や、オフィスのドアに出張の目的を簡単に書いておきましょう。そうしないと、周りはあなたが家で子供と過ごしていると思ってしまうかもしれません。それは正しくないですよね。

 

Senior women should set an example

働く女性におすすめしたくないのは、母親であることを隠すことです。こんなことをする必要はないはずなのですが、母親であることを気づかれないのが最善だと思う女性も多いのです。私は、自分が子供の用事でオフィスを離れることを皆に知らせるようにしていました。そうやって、後輩の女性のためにスペースを設けるのは大事だと感じたからです。こうすることで、他の母親はもちろん、若い男性のやりたいことを叶えることにつながりました。若い男性達は新しい父親像を求められているのです。

 

Lissette Fernandez (マーケティングディレクター)

自分が偏見を持った人間だなんて、思ってもみませんでした。私はラテン系で、女性で、偏見なんて最も持ちそうにないと思っていたのです。社会や周囲の影響で、自分が状況にどう対処するか影響されるかもしれないなんて、かなり驚きでした。

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