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【女性の意識調査 2017】バリバリとキャリアは積みたいけど、管理職にはなりたくない?!

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【女性の意識調査 2017】バリバリとキャリアは積みたいけど、管理職にはなりたくない?!


Lean In Tokyoです。

4月にソニー生命保険が「女性の活躍に関する意識調査 2017」を発表しました。昨年4月に女性活躍推進法が施行されて約一年が経ち、意識がどう変わって来たのか、興味深いデータもあったのでご紹介します。

働く女性の本音:バリバリとキャリアを積みたいけど、管理職にはなりたくない?!

働いている女性の39.0%は「現在の生活に満足している」と答えています。その中でも、「女性が社会で働くには不利な点が多い」ということに関しては79.5%と、多くの女性が不利だと感じているようです。一方で、メディアで取り上げられる女性リーダーは「女性だから、といって困ったことは、そんなにありません。」と答える方も多くいます。つまり、メディアに取り上げられ、一般的に成功しているとされる女性リーダーの方と、実際に働いている方との乖離が大きくあるのかもしれません。メディアを読んだ女性の多くが「私とは違うな、私にはちょっと無理かな」と思ってしまい、管理職や上を目指すのをやめてしまうというような悪いきっかけにならなければ、と願います。

 

そして興味深いのが、「今後もバリバリとキャリアを積みたい」と答えた人が37.0%もいるのに対し、「管理職へ打診があれば、受けてみたい」と答えた人は、たったの19.8%であることです。

「バリバリ働く」という言葉を聞くと、社内で活躍して出世していくことをイメージしますが、約18%の人は、管理職には特になりたくないと考えているようです。これは一体なぜなのでしょうか。管理職は責任を多く持ってしまうから嫌なのか、それとも管理職になる自信がないからなのか、今の働いている現状で満足しているからなのか。一見、辻褄が合わないように見えますが、「管理職」に対しての外部的・内面的なバリアが高いことがよく分かります。

 

また、専業主婦の本音では、現在の生活に満足している女性が54.1%と、働いている女性に比べると約15%満足度が高いことが分かります。女性がもっとリーダーになってほしいというLean In Tokyoの願いはありますが、実際には、日本ではまだ専業主婦になった方が満足した生活を送れるのかもしれません。それだけ日本で女性として働くことが難しいということを示しているかもしれません。

 

では、仕事場で女性が活躍するためには何が必要なのでしょうか?

これは、ぜひ多くの方にお伝えしたい結果となりました。

職場で何が必要か、といった中で、一番多く挙げられたのが「男性の女性に対する意識改革(82.4%)」、その次に「女性リーダーに対する偏見の解消(78.5%)」、そして三番目に「長時間労働の是正 (77.8%)」となっています。

今、日本では、「働き方改革」が叫ばれ、女性活躍も働き方が変わって長時間労働をやめれば、女性も管理職にもっとなるはずだ、と言われています。でも、実際には女性にとって男性の意識が変わること、そして、偏見(無意識のバイアス)がなくなることが、労働時間よりも大切なのです。

もちろん長時間労働の是正は、女性が働きやすい環境を作るといった意味でもとても重要です。でも、それだけではジェンダーの問題は解決しないことを理解してほしいと思っています。国も、企業も、「長時間労働を是正する」と言えば、男性にも明らかなベネフィットになり、「逆差別」と指摘されることも少ないため、この問題にばかり視点をフォーカスしがちです。

日本ではやっぱり「女性活躍」にまだまだネガティブなイメージ(なんで女性だけを支援するの?とか、それは男性に対する逆差別だ!とか)があって、「働き方」という一言でまとめて、綺麗に片づけられてしまっている感じがしています。もちろん働き方を変えれば、多くのことも変わるけれど、女性に対する無意識のバイアスや偏見というのは変わらない。だから二つのことを両方進めないといけないのではないでしょうか。

 

最後に一点、「女性活躍に関する意識調査」として、調査対象が女性だけであることに不思議だなと感じました。女性がどのように受け止めているのかを知ることもとても重要ですが、やはり人口の半分であり、仕事場で大きな意思決定権を持つ男性を調査対象にしていないことはとても不思議でした。

実はインターネット上で調べても、「男性が」女性活躍に対して、どのように感じているか、という調査は1つしか見当たりません。これはやはり「女性活躍の問題は女性だけが関わっている」という無意識のバイアスが強く、男性に対する調査が進んでいないのでしょうか。国として「女性活躍」を推し進めるためには、やはり男性の考えていることを調査することは、とても大切ですので、男性が女性活躍に対してどう考えているのか、という調査をぜひやっていただけたらいいな、と思います。

 

さて、この調査結果、皆さんはどう思われますか?

色々とこの調査から考えることはありますが、この調査結果が来年、再来年と続けるにつれて、女性全体にとってポジティブな結果に変わっていればいいなと思っています。

調査レポート本文はこちらから:http://www.sonylife.co.jp/company/news/29/files/170418_newsletter.pdf

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