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アドラー心理学で仕事の見方を変えるworkshop(Closed限定イベント)

アドラー心理学で仕事の見方を変えるworkshop(Closed限定イベント)


今回は、管理職や経営者・キャリア女性向けコーチとして活動されている、藤田紘子さんをお招きし、アドラー心理学をベースに仕事の見方を変えるワークを行って頂きました!

 

「人生をよりよく幸せに生きるために」を目的としたアドラー心理学の基本を学び、そこからヒントを得て、実際に仕事に焦点を当てて自分にあてはまるケースを取り上げてみます。見え方が変わるとどうなるのか。そこからの気づきを通して明日から変えていけそうなことは何かを考え、参加者同士で共有し、まわりに左右されることなく「自分らしく」いられる為のヒントを探していきました。

 


アドラーとは?
「嫌われる勇気」でご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。彼はオーストリアの精神科医で、臨床心理学の基礎を創った人です。臨床心理学といえばフロイトやユングを思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれませんが、彼が2人と異なる点は、


“最も重要な問いは「どこから」ではなく「どこへ」である”

 

と考えたところです。すなわち過去ではなく、その人が未来にどんな目標を持っているかによって、人の行動や心理を理解しようとしました。

そんな性質から、アドラー心理学は「勇気づけの心理学」「使用の心理学」と呼ばれます。”過去でなく未来””いま完璧でなくても良い”というメッセージは、とても優しく、前向きになれますよね。



ここからはアドラー心理学の基礎を学んでいきます。


アドラー心理学ではまず共同体感覚がベースにあります。彼は「人間が幸せになるためには共同体感覚が必要だ」と考えました。その上に目的論+認知論+対人関係+主体論+全体論が並びます。

…言葉だと抽象的で理解しにくいので、ワークを挟みながら体感していきました!


①共同体感覚

共同体とは、家族や職場(はたまた宇宙全体!😳)などの人間の集合体を指します。
では共同体感覚とはいったい何でしょうか?

これは以下4つの感覚からなるものです。

・自己重要(=ありのままの自分で良い)
・他者信頼(=相手や仲間を信頼できる)
・所属感(=ここにいて良い居場所がある)
・貢献感(=役に立てている)


Q. いまあなたが仕事で所属している組織を思い浮かべたとき、それぞれの項目に0〜10点をつけるとすると、いくつでしょうか?

スコアが高い人は現在の職場でイキイキと働くことができている証拠です。逆に低くても、自分を責めないで。まずありのままの自分を受け入れて下さいね。

ポイントは、共同体に属す他者からの”評価”を気にしないことです。代わりに、自分が日々成長できているか/自分が共同体に何かを与えていると思えるか、すなわち”自身の向上と貢献感”を重視した状態だと幸せに感じると定義しています。

 


②主体論
“私たちは自分自身の人生の主人公である”
人生は、自分で作ることができるし、コントロールできるし、自分の意思によって決めることができるということです。


③全体論
個人としての全体論
“葛藤は存在しない(トラウマを消さない)”
アドラーは、トラウマや恐れ・心のブレーキといったネガティブな感情にも意味・目的があり、個人の中で無視・排除されるべきものではないと考えました。
自分の中で矛盾する対立する感情も、根底には共通する目的があると考えます。

組織としての全体論
同様に、組織内で誰かを排除するのではなく全員が共有できる目的があると考えます。
…仕事をしていると、自分の意見に反対する人に出会うこともありませんか?しかし、実は根底に共通の目的を持っているのだとしたら?
そう信じることで、姿勢や話し口調が穏やかになり、協力を引き出せる可能性が生まれるかもしれません。


④目的論
彼は”人間の感情や行動にはすべて目的がある”、”問題の原因を指摘しても勇気を奪うだけ。解決法と可能性に集中すべき”、やりなおしのできない過去や原因にフォーカスをあてて「なんで?」「どうしてそうなるの?」と原因論的に問うのではなく、奥にある本当の目的は何か、そのためにどうしていくかに目をむけていくことが大事だと伝えています。

Q.仕事において以下AもしくはBのケースはありませんか?
   Aついイラッとして〇〇した経験
   Bどうしてあの人はいつも〇〇なんだろう?と思う経験

次に自身に以下の問いかけをしてみて下さい。どんなことが見えてくるでしょうか。

   A怒りは二次感情だとすると一次感情は何でしょう?本当は〇〇
   Bその人の行動や感情の本当の目的は何でしょう?本当は〇〇?


ワークでは、隣同士で互いにアドバイスし合うことで、敵対していた相手の状況や考えを慮ることができるようにもなりました。

しかし同時に”イヤな人のことも好きにならなきゃいけないの?”という疑問も、、!
結論、全員と仲良くなる必要はありません。たとえ同じ共同体に属していても、合わない人に無理に自分を合わせる必要はありません。


このワークを通して学んだことは、相手の一挙手一投足に、自分の感情を支配される必要がないということです。「嫌われる勇気」という本のタイトルにあるように、自分の価値観や感情・目的に嘘をついてまで合わせるような無駄なエネルギーを使う必要がないことを実感できるようになります。

 


⑤認知論
“人は主観的な意味付けの世界で生きている”、つまりその人特有のメガネで世の中を眺めており、全て個人の解釈が介在しているという考え方です。
あなたのかけているメガネ=解釈の癖は、自分で今すぐに変えられるものなのです。

 

Qあなたが「絶対に」「いつも」とつい言ってしまう事柄や相手を挙げてみて下さい。

次に自身に以下の問いかけをしてみて下さい。どんなことが見えてくるでしょうか。

”それって本当にそう?違う見方もあるのでは?”

 

ワークではお互いに違う視点を共有することで、認知をずらす体験ができました。そして自分が「いつも」「絶対」と思っていることは、ほとんどが自分の思い込みだったことを自覚しました、、!

 


⑥対人関係論
アドラーが唱えた究極の真理、“すべての悩みは人間関係の悩み”である”という論です。共同体の中で生きているからこそ、人間関係の悩みは常に起こります。対人関係では相手によって感情や行動が変わり、そこにコミュニケーションの課題が加わることで複雑な状況を生み出しています。関係性の中で刺激が変わると反応も変わるものですね

Q.職場の人物相関図を描いてみよう!
上司や部下、同僚など自分を取り囲む人たちの関係性を図に表してみました。


すると「思い通りの結果を得るためには、AさんではなくBさんに働きかけるのが近道かも?」といった気付きが得られました。関係を可視化することで、自分を取り囲む状況を客観的に捉えられるようになり、今まで思いつかなったアプローチを考えられるようになりました。



最後にもう一つ、アドラーの言葉が紹介されました。


“誰かが始めなければならない。他の人が協力的でないにしても、それはあなたには関係がない。”



藤田さんからは改めて”どんな自分の意見にも肯定的になって下さいね”というメッセージが添えられました:)

まずはいまの自分をありのまま受け入れ、客観的に眺めること。そして自分の思い込みを自覚することが、仕事の見方を変えて幸せに働く”第一歩”なのだと気付きました。あなたもぜひ明日から!

 

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